Big4コンサルの年収テーブル完全比較|知恵袋の声とBig4経験者のデータ
目次
「Big4 年収 比較」は、コンサル志望者にとって永遠のテーマだ。知恵袋にはデロイト、PwC、EY、KPMGの年収に関する投稿が大量にあるが、ファームごとに職位名が異なり、単純な比較が難しい。
この記事では、IT業界12年・Big4出身の僕が、4社の年収テーブルを職位別に横並びで比較し、知恵袋の数字の信憑性を検証する。さらに、昇給ペースの違いと生涯年収のシミュレーションも行う。
Big4の年収テーブルを横並びで比較
Big4の年収を比較する前に、前提を整理する。
Big4は4社とも「デロイト トーマツ コンサルティング」「PwCコンサルティング」「EYストラテジー・アンド・コンサルティング」「KPMGコンサルティング」のコンサルティング法人を指す。監査法人やアドバイザリー法人は年収テーブルが異なるので注意が必要だ。
また、4社は職位名が微妙に異なる。以下では、実質的に同等のランクを横並びにしている。
4社×全ランクの年収テーブル
アナリスト(入社1〜2年目)
| ファーム | 職位名 | 年収レンジ |
|---|---|---|
| デロイト | ビジネスアナリスト | 500〜600万円 |
| PwC | アソシエイト | 480〜580万円 |
| EY | コンサルタント | 470〜560万円 |
| KPMG | ビジネスアナリスト | 460〜550万円 |
新卒入社のスタートラインだ。知恵袋では「Big4の新卒で500万」という声が多く、これは概ね正確だ。4社間の差は最大で50万円程度。この段階では、ファームの選択が年収に大きな影響を与えることはない。
コンサルタント(入社3〜5年目)
| ファーム | 職位名 | 年収レンジ |
|---|---|---|
| デロイト | コンサルタント | 600〜800万円 |
| PwC | シニアアソシエイト | 580〜780万円 |
| EY | シニアコンサルタント | 570〜760万円 |
| KPMG | コンサルタント | 560〜740万円 |
中途入社で最も多いエントリーポイントだ。知恵袋で「Big4のコンサルタントで700万」は上位層の数字。ボリュームゾーンは650万円前後だ。
マネージャー(入社5〜10年目)
| ファーム | 職位名 | 年収レンジ |
|---|---|---|
| デロイト | マネージャー | 1,100〜1,400万円 |
| PwC | マネージャー | 1,050〜1,350万円 |
| EY | マネージャー | 1,000〜1,300万円 |
| KPMG | マネージャー | 980〜1,280万円 |
マネージャーから管理監督者扱いになり、残業代がなくなる。額面は上がるが、手取りベースでは前職位と大差ないケースがある。知恵袋の「マネージャーで1,200万」はデロイト・PwCの上位層の数字として妥当だ。
シニアマネージャー(入社8〜15年目)
| ファーム | 職位名 | 年収レンジ |
|---|---|---|
| デロイト | シニアマネージャー | 1,400〜1,900万円 |
| PwC | ディレクター | 1,350〜1,850万円 |
| EY | シニアマネージャー | 1,300〜1,800万円 |
| KPMG | シニアマネージャー | 1,250〜1,750万円 |
このランクから4社間の差が広がる。デロイトとKPMGで最大150万円程度の差が出る。知恵袋での情報は少なくなるが、「SMで1,500万」は4社平均として妥当な数字だ。
パートナー / ディレクター
| ファーム | 職位名 | 年収レンジ |
|---|---|---|
| デロイト | パートナー | 2,500〜5,000万円 |
| PwC | パートナー | 2,400〜4,500万円 |
| EY | パートナー | 2,300〜4,000万円 |
| KPMG | パートナー | 2,200〜3,800万円 |
パートナーの年収は、個人の売上貢献によって大きく変動する。知恵袋での情報はほぼ存在しない。上記のレンジは、業界関係者からの情報をもとにした推定だ。
昇給ペースの違い
4社の年収テーブルを見ると金額差は意外と小さいが、昇進ペースに差がある。
デロイト
近年は急速に組織が拡大しており、昇進のスピードが比較的速い。コンサルタントからマネージャーへの昇進は3〜4年が目安。ただし、人数が増えた分、マネージャー以上での競争が激化している。
PwC
昇進ペースはデロイトと同程度だが、部門によって差が大きい。戦略部門(Strategy&)は昇進が遅め、コンサルティング部門は比較的速い傾向がある。
EY
4社の中では昇進がやや慎重な傾向がある。コンサルタントからマネージャーへの昇進は4〜5年が目安だ。ただし、昇進後の定着率が高く、マネージャー以上の離職率は4社の中で最も低いとされる。
KPMG
4社の中で最も組織規模が小さい。そのため、昇進のポストが限られる一方、少人数ならではの手厚い育成が特徴だ。マネージャーまでの昇進は4〜5年が目安。
生涯年収シミュレーション
Big4に新卒で入社し、定年まで在籍した場合の生涯年収を試算する。あくまでシミュレーションであり、実際にはほとんどの人が途中で転職する。
マネージャーまで昇進→40歳で転職の場合
- Big4在籍15年間の累計年収:約1.2〜1.5億円
- 転職後(事業会社)25年間の累計年収:約2.0〜2.5億円
- 生涯年収:約3.2〜4.0億円
パートナーまで昇進→定年の場合
- Big4在籍35〜40年間の累計年収:約5〜7億円
- 生涯年収:約5〜7億円
パートナーまで到達すれば生涯年収は大幅に上がるが、パートナーに昇進できるのは同期入社の5%未満だ。現実的には、マネージャーまで経験を積んで転職するパターンが生涯年収の期待値としてはバランスが良い。
MyVisionはコンサル業界特化型の転職エージェント。Big4間の年収テーブルの差を正確に把握しており、「今のファームの年収は適正か」を数字で示してくれる。Big4間の転職も含めた年収最大化の戦略を提案してくれる。
アクシスコンサルティングはコンサル転職支援の豊富な実績を持つ。Big4の各ファームとの太いパイプがあり、年収テーブルだけでなく、昇進スピードや文化の違いまで含めた情報を提供してくれる。
まとめ
Big4の年収テーブルは4社間で大きな差はないが、職位が上がるほど差が広がる傾向がある。マネージャー以下では50〜100万円程度の差だが、パートナーでは1,000万円以上の差になることもある。年収テーブルの数字だけでなく、昇進スピードや部門の違いも含めて比較し、自分のキャリアに最適なファームを選ぶことが重要だ。
この記事が参考になったら応援お願いします
にほんブログ村 転職キャリアブログへコンサルからの次の一歩を考えている方へ
あなたの次の一歩は?
Kay
IT業界12年Big4コンサル出身日英バイリンガル新卒でメガベンチャーに入社後、ITベンチャー、事業会社のシステム部門を経て、Big4コンサルファームでITコンサルタントとしてチームリーダーを務める。その後フリーランスとして独立し、現在はAI活用コンサルティング・ITコンサルティングを中心に活動。日英バイリンガル。

