転職エージェントに3社面談してわかった、コンサル出身者の正しい使い方

目次
Big4在職中にエージェント3社と面談した理由
おすすめエージェントの比較を先に見たい方は → コンサル出身者が本当に使うべき転職エージェント5選をどうぞ。この記事では、僕が実際に3社と面談した体験をリアルに書いています。
「辞めるかどうかは決めてないけど、自分の値段を知りたい」。
Big4コンサルファームで2年ほど働いた頃、僕はそう思って転職エージェントに登録した。年収は約900万円。ITコンサルタントとしてDX案件を回す日々に不満はなかったが、「この経験って外の市場でどう評価されるんだろう」という好奇心があった。
結果的に僕は転職ではなくフリーランスを選んだ。でも、エージェント面談で得た情報は独立を決断する上で不可欠だった。この記事では、3社と面談して感じた「エージェントの正しい使い方」を率直に書く。
面談した3社とその特徴

僕が面談したのは、コンサル特化型、ハイクラス特化型、総合型の3タイプだ。
コンサル特化型 — アクシスコンサルティング
アクシスコンサルティングは、担当者自身がコンサルファーム出身だった。「PMO(プロジェクト管理支援)とDD(デューデリジェンス)、どっちが多いですか?」と初手から業界用語で会話が進む。こちらの経歴を説明する手間がほぼゼロで、面談開始15分でキャリアの方向性の話に入れた。
提案された求人は事業会社の経営企画やスタートアップのCOOポジションが中心。年収レンジは800万〜1,200万円。「コンサルの次」を明確にイメージさせてくれる提案だった。
ハイクラス特化型 — JACリクルートメント
JACリクルートメントは、外資系やグローバル企業の求人が強い。担当者はコンサル業界の専門家ではなかったが、ハイクラス人材の転職支援に慣れていて、年収交渉の具体的なアドバイスが的確だった。
「コンサル出身で英語ができるなら、外資のマネージャー職で年収1,300万〜1,500万円は狙えます」と言われた時は正直驚いた。自分の市場価値を数字で突きつけられる体験は、想像以上にインパクトがある。
総合型エージェント
大手の総合型エージェントにも1社登録した。正直に言うと、この面談は微妙だった。担当者がコンサル業界に詳しくなく、「御社のプロジェクト経験を活かして…」という表面的な提案が多い。求人も年収600万〜800万円帯のものが中心で、キャリアダウンの提案が目立った。
今の転職で失敗したくない方へ

アクシスコンサルティング
大手ファーム在籍者の30%が登録するコンサル業界特化の転職エージェント。Big4出身者のキャリアチェンジに強み。
- 非公開のコンサル求人を紹介
- 面談はオンライン30分から
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3社の面談を通じて、聞かれる質問にはパターンがあった。
エージェントから聞かれた5つの質問
僕が逆に聞いて良かったこと
「コンサル出身者で、独立やフリーランスを選ぶ人はどれくらいいますか?」と聞いたら、アクシスの担当者が「体感で2〜3割は独立を視野に入れている」と教えてくれた。この一言で、フリーランスという選択肢が自分の中でリアルになった。
エージェント面談は「求人を紹介してもらう場」だと思われがちだが、業界全体のキャリアトレンドを聞ける情報収集の場でもある。これは転職しなくても十分に価値がある。
転職しなくても面談する価値がある理由

僕は結局、転職せずにフリーランスになった。「面談したのに転職しなくて申し訳ない」と一瞬思ったが、エージェント側も情報収集目的の面談には慣れている。実際、3社とも「まずは市場価値を把握するだけでも大丈夫ですよ」と言ってくれた。
面談で得られた収穫は3つある。
収穫1:自分の年収が市場と比べて高いのか低いのかわかった。 Big4で年収900万円は、同スキルの転職市場では「やや低め」だと知った。外に出れば1,200万円以上を狙えるポジションがある。この事実を知っただけでも、面談した意味があった。
収穫2:「コンサルの次」の選択肢が具体的に見えた。 事業会社の経営企画、スタートアップのCxO、PEファンド、フリーランス。漠然と考えていた選択肢が、年収レンジや求められるスキルとセットで整理された。
収穫3:独立の決断材料になった。 フリーランスとして月額100万円台の案件が取れるかどうか、エージェント経由の案件相場を聞いて確信が持てた。Big4で得たスキルが独立後にどう活きたかは別記事で詳しく書いている。
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3社と面談した経験から、コンサル出身者がエージェントを使いこなすためのコツをまとめる。
コツ1:職務経歴書は面談前に8割仕上げる
面談の質は、事前に渡す職務経歴書の出来で決まる。プロジェクトの規模(金額・期間・チーム人数)と、自分の役割を具体的に書くこと。「大手製造業のDX推進PJ、期間12ヶ月、チーム8名、僕はPMO兼業務設計リード」くらいの粒度があると、エージェントの提案精度が格段に上がる。
コツ2:特化型と総合型を最低2社は併用する
1社だけだと比較対象がなく、提案された求人が良いのか悪いのか判断できない。僕のおすすめは、コンサル特化型(またはハイクラス特化型)を1社、それに加えてもう1社の計2社以上。コンサル出身者向け転職エージェント5選も参考にしてほしい。
コツ3:「情報収集です」と正直に伝える
「転職を決めていないのに面談していいのか」と迷う人がいるが、全く問題ない。エージェント側も長期的な関係構築を重視しているので、情報収集目的の面談は歓迎される。変に転職意欲があるふりをすると、ミスマッチな求人を大量に紹介されて逆に時間を無駄にする。
まずは1社、面談してみることから始めよう

エージェント面談は、転職するためだけのものじゃない。自分の市場価値を定期的に確認する「キャリアの健康診断」だと僕は思っている。
Big4にいると、社内の評価軸だけでキャリアを考えがちだ。でも外の市場から見た自分の価値を知ることで、「残る」も「辞める」も「独立する」も、より確信を持って選べるようになる。
僕の場合、面談がきっかけでフリーランスという選択肢が現実的になった。あの3回の面談がなかったら、今も「辞めたいけど辞められない」と悩んでいたかもしれない。
迷っているなら、まずはアクシスコンサルティングやJACリクルートメントのようなコンサル出身者に強いエージェントに1社だけ登録してみてほしい。面談1回で、見える景色が変わるはずだ。
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それぞれ強みが異なります。比較して自分に合うサービスを選びましょう。
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Kay
IT業界12年Big4コンサル出身日英バイリンガル新卒でメガベンチャーに入社後、ITベンチャー、事業会社のシステム部門を経て、Big4コンサルファームでITコンサルタントとしてチームリーダーを務める。その後フリーランスとして独立し、現在はAI活用コンサルティング・ITコンサルティングを中心に活動。日英バイリンガル。


