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コンサルの議事録が書けない人へ|知恵袋の声とBig4出身者の実践法

コンサルのリアル7分で読める
Kay
KayBig4出身のAI・ITコンサルタント
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目次

「コンサル 議事録 書けない」で知恵袋を検索すると、新人コンサルの悲痛な声がいくつも出てくる。「会議の内容が全然追いつけない」「何をどこまで書けばいいのかわからない」「上司に真っ赤に直されて心が折れた」。

IT業界12年・Big4経験者の僕も、入社直後は議事録で苦しんだ。最初に提出した議事録は「これは議事録ではなくメモだ」とマネージャーに突き返された。だからこそ言える。議事録が書けないのは、あなたの能力の問題ではなく、書き方を教わっていないだけだ。

議事録が書けない=コンサル失格ではない

まず、この不安を消しておきたい。知恵袋には「議事録すらまともに書けないならコンサルに向いていない」という厳しい声もあるが、それは間違いだ。

議事録はスキルだ。才能ではなく、練習と型で上達する。僕が見てきた限り、入社1ヶ月目で完璧な議事録を書ける人はほぼいない。シニアコンサルタントでも、初めて参加するドメインの会議では議事録に苦戦することがある。

問題は、多くのファームで議事録の「書き方」を体系的に教えていないことだ。「見て覚えろ」「先輩の議事録を参考にしろ」と言われるが、何をどう見ればいいかがわからない。これでは書けなくて当然だ。

議事録が書けないのは能力不足ではなく、方法論を知らないだけ。正しいやり方を身につければ、1ヶ月で劇的に改善する。

知恵袋の悩みパターン

知恵袋の投稿を分析すると、議事録の悩みは3つに分類できる。

パターン1:会議の内容が追いつけない。 議論の展開が速く、メモを取るのが追いつかない。特にクライアントとのディスカッションでは、専門用語や前提知識が不足していてそもそも内容が理解できない。

パターン2:何を書くべきかわからない。 全部書こうとすると量が膨大になり、要点を絞ろうとすると重要な内容を漏らしてしまう。「どこまで書けばいいのか」の判断基準が持てない。

パターン3:上司の期待値がわからない。 自分ではちゃんと書いたつもりなのに、大幅に修正される。何が足りないのか具体的に教えてもらえず、次回も同じ失敗を繰り返す。

33つのパターンに共通するのは「議事録の目的」を理解していないことだ。議事録の目的がわかれば、何を書くべきか、何を省くべきかの判断基準ができる。

議事録の本当の目的

ここが最も重要なポイントだ。コンサルの議事録は「会議の記録」ではない。議事録の本当の目的は3つある。

1. 合意事項の確定。 会議で何が決まったかを明文化する。口頭では「なんとなく合意」していても、文字にすると認識がズレていることが多い。議事録に書いて共有し、異論がなければ「確定」になる。

2. 次のアクションの明確化。 誰が、何を、いつまでにやるか。これが書かれていない議事録は、コンサルの議事録としては不合格だ。会議の後に「で、何すればいいんだっけ?」となるのを防ぐのが議事録の役割。

3. プロジェクトの証跡。 後から「言った・言わない」の論争になった時、議事録が証拠になる。特にクライアントとの合意事項は、プロジェクトの方向性を左右する。だから正確さが求められる。

議事録の目的は「決定事項」「アクションアイテム」「残論点」の3つを明確にすること。発言を一字一句記録することではない。この区別を理解するだけで、書くべき内容が絞り込める。

明日から使える5つの実践法

僕が新人時代に試行錯誤して確立した方法と、後輩に教えて効果があった方法を5つ紹介する。

1. 会議前にテンプレートを作る

会議のアジェンダが事前に共有されているなら、それをもとに議事録のテンプレートを作っておく。論点ごとにセクションを用意し、各セクションに「決定事項」「議論の要点」「アクション」の欄を設けておく。会議中はテンプレートの該当箇所に書き込むだけだから、圧倒的に楽になる。

2. 「発言」ではなく「論点」で整理する

「Aさんが○○と発言した」「Bさんが△△と返した」という書き方は逐語録であり、議事録ではない。「論点:○○について」「結論:△△」「理由:□□」という構造で書く。発言者ごとではなく、論点ごとに整理するのがコンサルの議事録の基本だ。

3. 会議中は「キーワード」だけメモする

完璧な文章を会議中に書こうとするから追いつけなくなる。会議中はキーワードと矢印だけのメモでいい。「予算→削減→Q3まで」のように、後から文章に復元できるレベルのメモを取る。清書は会議後30分以内にやる。記憶が鮮明なうちに仕上げることが鍵だ。

4. 会議の最後に口頭で確認する

会議の終わり際に、「本日の決定事項は○○と△△、アクションは□□さんが来週までに対応。この認識で合っていますか」と確認する。これにより、議事録の精度が格段に上がる。新人がこれをやると「しっかりしている」という印象を与えられるメリットもある。

5. 提出前にマネージャーの視点でレビューする

議事録を提出する前に、「マネージャーがこの議事録を読んで、プロジェクトの次のステップがわかるか」と自問する。決定事項が曖昧、アクションの担当者が不明、期限が書かれていない。こうした不備に自分で気づけるようになれば、フィードバックの量は大幅に減る。

最も効果的なのは「1. テンプレート事前作成」と「3. キーワードメモ→30分以内に清書」の組み合わせだ。僕はこの方法に変えてから、議事録の修正指示が8割減った。

まとめ

議事録が書けないのは、あなたの能力の問題ではない。目的の理解と、実践的な方法論が足りていないだけだ。議事録の目的は「決定事項・アクション・残論点」の3つを明確にすること。発言の記録ではない。

テンプレートを事前に作り、会議中はキーワードだけメモし、30分以内に清書する。この型を身につければ、1ヶ月で議事録の品質は劇的に変わる。議事録で鍛えた情報整理力は、コンサルタントとしてのキャリア全体で武器になる。

コンサルの仕事全般に悩みがあるなら、キャリアの方向性から見直すことも選択肢だ。MyVisionアクシスコンサルティングに相談すれば、スキルの棚卸しから次のステップまで具体的なアドバイスがもらえる。

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Kay

Kay

IT業界12年Big4コンサル出身日英バイリンガル

新卒でメガベンチャーに入社後、ITベンチャー、事業会社のシステム部門を経て、Big4コンサルファームでITコンサルタントとしてチームリーダーを務める。その後フリーランスとして独立し、現在はAI活用コンサルティング・ITコンサルティングを中心に活動。日英バイリンガル。