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KPMGの評判は?知恵袋の声をBig4経験者が徹底分析

コンサルのリアル6分で読める
Kay
KayBig4出身のAI・ITコンサルタント
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目次

「KPMG 評判」で知恵袋を検索すると、ヒット数自体が少ないことにまず気づく。デロイト、PwC、EYと比べて、圧倒的に情報が出てこない。

これはKPMGの評判が悪いからではない。日本法人の規模がBig4の中で最も小さいため、単純に在籍者・退職者の母数が少ないのだ。

僕はBig4のITコンサル出身で、KPMGに転職した元同僚が複数いる。彼らの話を聞くと、知恵袋には出てこないKPMGの実像が見えてくる。この記事では、限られた知恵袋の情報を補完しながら、KPMGの評判を正直に分析する。

KPMGの評判、知恵袋に情報が少ない理由

KPMGコンサルティングの日本法人は、2014年に設立された比較的若い組織だ。デロイトやPwCが数千人規模の日本法人を持つのに対し、KPMGコンサルティングはまだ成長途上にある。

知恵袋でKPMGの情報が少ない3つの理由

  • 日本法人の設立が2014年と後発で、歴史が浅い
  • 社員数がBig4の中で最も少なく、投稿母数が限られる
  • 「あずさ監査法人」の知名度が先行し、コンサル部門の認知が低い

知恵袋で見つかる投稿を整理すると、「穏やかな社風」「他Big4より入りやすい」「ブランド力が弱い」という3つの傾向が見えてくる。いずれも的外れではないが、それだけでKPMGを判断するのはもったいない。

情報が少ないこと自体がKPMGの特徴を表している。良くも悪くも「知る人ぞ知るファーム」というポジションだ。

KPMGの社風とBig4内での立ち位置

KPMGに転職した元同僚たちが口を揃えて言うのは、「Big4の中で一番穏やか」ということだ。

デロイトの体育会的な競争文化、PwCの洗練された組織感、EYのグローバル志向——それぞれのBig4には色がある。KPMGの場合は、「少数精鋭でチームワーク重視」という表現がしっくりくる。

具体的には以下のような特徴がある。

風通しの良さ——組織が小さいため、パートナーとの距離が近い。大規模ファームでは年に数回しか話す機会のないパートナーと、日常的にコミュニケーションが取れる環境だ。

裁量の大きさ——人手が限られている分、若手でも責任あるポジションを任されやすい。「3年目でプロジェクトリードを任された」という話は、他のBig4よりもKPMGのほうが多い印象がある。

Up or Outの緩さ——これは賛否あるが、他のBig4に比べてUp or Outの圧力が弱いとされている。成長フェーズの組織なので、人を辞めさせるよりも育てる方向に力が注がれている。

Big4の中でのKPMGの立ち位置

  • 規模:Big4最小。成長フェーズで毎年拡大中
  • 社風:穏やか・チームワーク重視。体育会的な要素は薄い
  • 強み:リスクアドバイザリー、ガバナンス関連の知見(あずさ監査法人との連携)
  • 弱み:案件規模やブランド認知度では他3社に劣る

Big4最小のメリットとデメリット

Big4の中で最も小さいことは、メリットにもデメリットにもなる。KPMGへの転職を検討するなら、この両面を正確に理解しておく必要がある。

メリット:成長環境としての希少性

小さい組織だからこそ、一人ひとりの守備範囲が広い。提案書作成から顧客折衝、デリバリーまで一気通貫で経験できるのは、大規模ファームでは得にくい環境だ。

KPMGに転職した知人は、「前の会社では議事録係だったのに、KPMGでは半年で顧客への提案を任された」と話していた。成長スピードを重視する人には向いている。

また、グローバルのKPMGネットワークはBig4トップクラスの規模を誇る。日本法人が小さくても、海外の知見やメソドロジーにはアクセスできる。このギャップは意外な強みだ。

デメリット:スケールの限界

一方で、大規模プロジェクトの経験が積みにくいという面はある。数百人規模のDXプロジェクトやグローバル案件は、デロイトやPwCのほうが圧倒的に多い。

転職市場でのブランド認知も、正直に言えば他のBig4に劣る。「KPMG」と言って即座にピンと来る人事担当者は、コンサル業界以外ではまだ少ない。

ブランド力の差は、キャリアの後半になるほど効いてくる。ただし「どの会社にいたか」よりも「何をやったか」で評価される時代になりつつあるのも事実だ。

KPMGの年収水準について詳しくは別記事で解説している。

KPMGの年収を知恵袋の声から分析

向いている人・向いていない人

KPMGの特徴を踏まえて、向いている人と向いていない人を整理する。

向いている人

  • 若手のうちに幅広い経験を積みたい人:少数精鋭の環境で、守備範囲の広い仕事ができる
  • 穏やかな環境で着実に成長したい人:Up or Outの圧力が比較的弱く、長期的に育つ環境がある
  • リスク・ガバナンス領域に興味がある人:あずさ監査法人との連携により、この領域は他のBig4にも引けを取らない
  • Big4のブランドを活かしつつ、裁量を持ちたい人:大組織の歯車になりたくない人には刺さる環境

向いていない人

  • 大規模プロジェクトでの経験を最優先する人:案件規模では他のBig4に及ばない
  • ブランド力で次のキャリアを切り開きたい人:転職市場での認知度は他3社が上
  • 激しい競争環境で鍛えられたい人:穏やかさの裏返しとして、切磋琢磨の刺激は弱い
  • 高年収を最優先する人:待遇改善は進んでいるが、デロイトやPwCとの差はまだある

Big4各社の違いをもっと詳しく比較したい方はこちらも参照してほしい。

Big4コンサルどこがいい?知恵袋の声を比較分析

まとめ:KPMGは「穴場のBig4」

KPMGの評判は、知恵袋の情報量が少ないせいで実態よりも過小評価されがちだ。しかし実際には、成長環境としてのポテンシャルは高く、Big4の看板を持ちながら少数精鋭の裁量ある仕事ができる稀有なファームだ。

この記事のポイント

  • KPMGは知恵袋の情報が少ないが、それは規模が小さいから
  • 社風はBig4最穏やか。裁量が大きく、若手の成長スピードが速い
  • ブランド力や案件規模では他3社に劣る面がある
  • 「Big4で働きたいが、歯車になりたくない」人にとっては最適解

KPMGに限らず、Big4の内部事情は外からでは分かりにくい。コンサル特化型のエージェントに相談すれば、各ファームの採用状況や社内の雰囲気まで含めた情報が手に入る。

コンサル出身者が本当に使うべき転職エージェント5選

コンサルを辞めた後のキャリア全体像はコンサル出身者のキャリア5パターンで解説している。KPMGへの転職を考える際にも、その先のキャリアまで見据えて判断することをおすすめする。

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Kay

Kay

IT業界12年Big4コンサル出身日英バイリンガル

新卒でメガベンチャーに入社後、ITベンチャー、事業会社のシステム部門を経て、Big4コンサルファームでITコンサルタントとしてチームリーダーを務める。その後フリーランスとして独立し、現在はAI活用コンサルティング・ITコンサルティングを中心に活動。日英バイリンガル。