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フリーランスコンサル1年目のリアル|年収・案件獲得・後悔したことを全公開

コンサルからの独立8分で読める
Kay
KayBig4出身のAI・ITコンサルタント
フリーランスコンサル1年目のリアル|年収・案件獲得・後悔したことを全公開
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目次

月収50万円からのスタート — フリーランス1年目のリアル

Big4コンサルファームを辞めた翌月。僕の月収は50万円台だった。

前職では年収約1,000万円。月に換算すれば80万円以上もらっていた。それが一気に50万円台。正直、不安はあった。でも、「自分の名前で仕事が来た」という事実のほうが大きかった。

コンサルを辞めたいと思った瞬間にも書いたが、僕がフリーランスを選んだ理由は「会社の看板なしで勝負したい」というシンプルな動機だ。この記事では、独立1年目に何が起きたかを時系列で振り返る。準備したこと、失敗したこと、やってよかったこと。全部書く。

退職前にやった3つの準備

退職前の準備チェックリスト — 貯蓄・案件・届出の3本柱

生活防衛資金を6ヶ月分確保した

独立前に、最低6ヶ月は無収入でも生活できる貯蓄を用意した。具体的には約300万円。家賃・生活費・社会保険料・税金を概算して、月50万円×6ヶ月で計算した。

結果的に無収入期間はほぼなかったが、この資金があるだけで精神的な余裕がまったく違う。焦って安い案件を受ける必要がなくなるからだ。

在職中に知人ネットワークを整理した

Big4時代のクライアント、同僚、前職の元同僚。独立を考え始めた段階で、連絡先を整理し、退職の挨拶と合わせて「フリーランスになる」と伝えた。

独立後の最初の案件は、ほぼ100%「人づて」で来る。エージェントに登録する前に、まず自分の知人ネットワークを棚卸しすることが最優先だ。

開業届と青色申告の準備

退職後すぐに税務署へ開業届を提出した。青色申告承認申請書も同時に出す。これをやっておくと、最大65万円の控除が受けられる。フリーランスにとって節税は手取りに直結するので、初日にやるべきタスクだ。

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最初の案件 — 知人経由で月額50万円台

最初の案件の作業風景 — クライアント先の会議室でヒアリング

退職から2週間後、前職時代に一緒に仕事をした知人から連絡が来た。「ITコンサルの案件があるんだけど、やらない?」と。

案件内容は中堅メーカーのDX推進支援。週4日稼働で月額55万円。Big4時代の月収と比べると大幅に下がるが、迷わず受けた。

最初の案件は「金額」より「実績」を優先すべきだ。フリーランスとしての実績がゼロの状態では、まず1件目を完遂することが最優先。単価交渉は実績ができてからでいい。

実際にやった業務

業務内容はBig4時代とほぼ同じだった。現状分析、課題の構造化、ロードマップ策定、ステアリングコミッティ向け資料の作成。違うのは「○○ファームのKay」ではなく「フリーランスのKay」として座っていること。

正直に言えば、クライアントの反応は変わらなかった。看板がなくても、アウトプットの品質が同じなら信頼は得られる。これは独立して最初に得た、大きな気づきだった。

エージェント登録 — 案件の幅を広げる

フリーランスエージェントの比較検討 — PCの画面に複数のサイトを並べて

最初の案件が3ヶ月目に入った頃、次の案件を探し始めた。知人経由だけでは案件の選択肢が限られる。そこでフリーランス向けのエージェントに登録した。

僕が登録したのは3社。フリーコンサルタント.jpはコンサルファーム出身者向けの案件が豊富で使いやすかった。今ならIT Consultant BankのようにIT・DX案件に特化したエージェントもあるので、選択肢はさらに広がっている。

エージェントは最低3社に登録するのがおすすめだ。各社が持っている案件は異なるし、担当者との相性もある。1社に絞ると選択肢が狭くなる。

エージェント選びで失敗したこと

最初、IT系のフリーランスエージェントにも登録したが、紹介される案件はSES(システムエンジニアリングサービス)寄りのものが多かった。コンサル出身者の単価感やスキルセットを理解していないエージェントだと、ミスマッチが起きる。

コンサル経験を武器にするなら、コンサル特化のエージェントを選ぶべきだ。フリーコンサルタント.jpのようなコンサル案件に強いエージェントであれば、スキルに見合った案件を紹介してもらえる。

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月額100万円超の案件を獲得した転機

月額100万円超の案件獲得 — 収入推移のグラフが右肩上がりに

独立から8ヶ月目。エージェント経由で、大手金融機関のDX戦略策定プロジェクトに参画した。月額110万円。週5日稼働。

この案件を獲得できた要因は3つある。

1Big4での大企業向けプロジェクト経験が、そのまま信頼材料になった
2事業会社でシステム運用を経験していたため、提案だけでなく実装工程の知見もあった
3最初の案件で得たクライアントからの推薦コメントを、エージェント経由で共有できた

単価を上げるために意識したこと

月額50万円台から100万円台への跳躍は大きい。でも、やったことはシンプルだ。

まず、「できること」の幅を広げた。ITコンサルだけでなく、エンジニアリング寄りの作業(要件定義、ベンダー選定、テスト計画策定)もカバーできることをアピールした。事業会社で社内SEをやっていた経験が、ここで活きた。

次に、英語対応ができることを武器にした。グローバル案件では英語でのドキュメント作成や海外拠点とのミーティングが発生する。これに対応できるフリーランスコンサルは意外と少ない。希少性が単価に反映される。

フリーランスの末路は本当に悲惨かも読むと理解が深まるだろう。

1年目に失敗したこと・やってよかったこと

1年目の振り返り — 失敗と成功をノートに書き出す

失敗:確定申告の準備を後回しにした

毎月の経費精算を後回しにしていたら、確定申告の時期に地獄を見た。領収書の山、クレジットカード明細の突合、交通費の按分計算。丸3日かかった。

独立初月からクラウド会計ソフトを導入して、毎月経費を入力する習慣をつけるべきだった。これは2年目以降に改善した。

失敗:案件の切れ目に焦った

最初の案件が終了する1ヶ月前、次の案件がまだ決まっていなかった。焦ってエージェントに「何でもいいから案件を紹介してほしい」と連絡してしまった。結果的にはタイミングよく良い案件が見つかったが、この焦りは判断を鈍らせる。

生活防衛資金があるのだから、焦る必要はなかった。案件の切れ目は必ず来るので、終了2ヶ月前から次の案件を探し始めるのがベストだ。

やってよかった:ブログで発信を始めた

独立と同時に、自分の専門領域についてブログで発信を始めた。直接的な案件獲得にはつながっていないが、エージェントとの面談や案件の面接で「こういうことを考えている人間です」と見せられる材料になった。

独立を考えている人へ — まず「1件目」を確保せよ

フリーランス1年目を振り返って、最も重要だったのは「最初の1件」だ。

1件目さえあれば、収入がゼロになる恐怖はなくなる。そして1件目を完遂すれば、実績ができる。実績があればエージェント経由で次の案件が来る。この好循環が回り始めれば、月額100万円台は十分に射程圏内だ。

僕の場合、知人経由で最初の案件を獲得し、その後フリーコンサルタント.jpを通じて単価を上げていった。この流れが、コンサル出身フリーランスの王道パターンだと思う。

もしまだ在職中なら、退職前に知人ネットワークを整理することを強く勧める。そして生活防衛資金を確保すること。この2つがあれば、独立1年目はなんとかなる。

収支の詳細はフリーランス独立後の収支記録にまとめているので、具体的な数字が気になる人はそちらも参考にしてほしい。

会社の看板を捨てるのは怖い。でも、コンサルで培ったスキルは確実に持ち出せる。1年目を乗り越えた今、僕はそう断言できる。

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Kay

Kay

IT業界12年Big4コンサル出身日英バイリンガル

新卒でメガベンチャーに入社後、ITベンチャー、事業会社のシステム部門を経て、Big4コンサルファームでITコンサルタントとしてチームリーダーを務める。その後フリーランスとして独立し、現在はAI活用コンサルティング・ITコンサルティングを中心に活動。日英バイリンガル。